脳ドック

脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管障害は何の前触れもなく突然発作を引き起こすことがあります。
これを脳卒中といいますが、脳卒中は中高年者の死亡原因の第3位までに常に入っており、要介護状態になる原因では認知症とともに第1位・2位を占めています。
高齢化社会である現在、脳の健康管理は体の健康管理同様に定期的な専門チェックが必要といえるでしょう。

MRI(磁気共鳴診断)装置を使用して脳を検査

MRI(磁気共鳴診断)装置を使用して脳を検査します。横になるだけの検査なので痛みはなく、薬を使用しないため副作用の心配もありません。

また、磁気を利用した検査法のため被爆の恐れは全くありません。(ただし、心臓ペースメーカーを使用されている方は検査を受けられません)。

立体断層や血管を撮影後、脳動脈瘤や脳梗塞などの脳血管障害や脳腫瘍の画像診断まで、わずか1時間で行います。

MRI検査画像

MRI検査画像

脳の断層像を詳細に見ることができます。脳腫瘍などの大きな異常だけでなく、小さい脳梗塞や脳出血の痕跡も見ることができます。

MRA検査画像

MRI検査画像

脳の血管を見ることができます。動脈瘤や動脈硬化による狭窄や閉塞の診断に役立ちます。

次のような方には脳ドックをお勧めします。

  • 高血圧や脂質異常症、糖尿病などを指摘されたことがある方
  • 家系に脳血管障害になった人がいる方
  • 脳の病気が気になる方
  • 過度の飲酒をされる方
  • たばこを吸う方
  • 頭痛が気になる方

脳MRI・MRA検査でわかること

  • 認知症の原因となる変性疾患や水頭症、脳の萎縮状態
  • 脳梗塞の原因となる脳血管の狭窄、頸動脈狭窄
  • くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤
  • その他の脳血管の異常(脳動静脈奇形や動静脈瘻など)
  • 症状に現れないような小さい無症候性脳梗塞、ラクナ梗塞、小さい脳出血など)
  • 脳腫瘍

MRA動脈瘤

脳動脈瘤(矢印):脳の血管の壁が膨らんでこぶ状に見えます。膨らんでいる部分が破れるとくも膜下出血になります。

脳MRI・MRA検査による脳ドックでは、脳卒中の原因となる脳動脈瘤や脳動脈の狭窄を見つけることができます。
また、症状は特にないものの小さい脳梗塞や脳出血を既に起こしていることもあり、これらを発見することで今後の大きな梗塞や出血の予防につなげることができます。
認知症については、アルツハイマー病など薬で治療するもののほかに、水頭症や脳腫瘍などでも認知症を起こすこともあり、手術などの適切な治療によって改善することもあります。

日本人の平均寿命は男女とも80歳を超えていますが、健康寿命(健康上の問題や介護などが不要な状態で過ごせる年齢)は70歳代で、平均寿命とは10年前後の差があります。 この約10年間は介護などが必要な状態での生活になることを示しており、脳卒中を未然に防ぐことや認知症の早期の治療開始は健康寿命を延ばすことになります。

各種検査

MRI・MRA 頭部の断層・血管撮影
あたまの健康チェックテスト 認知機能のチェックを行います

実施日時と費用

実施日時(要予約) 月~土曜日/受付時間:午前8時30分~午前9時30分
※日曜日、祝日、年末年始(12月30日~1月3日)を除く
(予約状況やオプション検査の種類などにより受付時間が異なります。予約時に上記の時間内でご案内させていただいています)
所用時間 約3時間
費用 36,300円(税込)
人間ドック込みの場合、料金84,700円(税込)

オプション検査

認知症リスク検査
  • 脳画像から、脳の健康状態をAIがチェック
  • さらに3年後の認知症の発症リスクをAIが予測
  • 認知機能低下予防方法を解説
費用 8,800円(税込)

人間ドックや健康診断に関するお問い合わせ

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